1070 チャート事典

  [1070] 主な株価


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意味

陰陽足と出来高はグラフの基本です。陰陽足を描いたときは、同時に「主な株価」も表示させてください。主な株価が表示されていると、
  1. 過去の高値・安値が一目でわかる
  2. 波動が簡単にわかる
  3. 波動がわかれば、トレンドがわかる
というチャートを見るうえで最も重要なことがつかめます。

図は8604 野村 のグラフですが、パッと見ただけで、以下のことがわかります。
  1. 高値は3510円である。
  2. 高値からの波動は、ピークがe→g→i→kと切り下がり、ボトムがf→h→j→lと切り下がっており、下げ波動にある。
  3. 高値eからの下げ波動はf,h,j,lと4段目の下げになっている。(5段目の下げがあれば当面は底値となることが多い)
  4. 高値e,g,iは、わずに高値を切り下げていたが、kの戻りは鈍く、完全に2500円〜3500円の水準が上値の重石になってしまった。
  5. このまま下落が続けば、eのピークの直近のc(1958円)が下値のめどになる。
などなどです。「主な株価」は波動を簡単に取り出せるところに重要な役割があります。
波動を取り出すほかの加工に「主な日柄」があります。これはX%以上の株価の動きがあったときに、1つの波動と認めます。右図は8%波動です。折れ線のボトム〜ピーク、ピーク〜ボトムは8%以上の値動きがあります。

上図の「主な株価」による波動と、「主な日柄」による波動は、そのルールが違っているので、違う波動になっています。Aでは主な株価の波動は無視され、Bでは「主な株価」にない波動を抽出しています。

どちらが良いということではありませんが、Bの波動は安値はjより高く、高値はkよりも低いので、j→kのなかに包含される波動であり、Bの波動は余分です。(Aの波動は抽出されたほうがよいのか悪いのかは判然とはしません。)

ただ波動というものは値巾だけで決定すべきではなく、例え30日間に5%の上下動しかなくとも、30日間の株価の動きは尊重すべきですから、1つの波動と考えたほうがよく、したがって「主な日柄」の値巾重視の波動の抽出よりも「主な株価」の波動のほうが素直であるといえます。

「主な株価」に関係する「加工」は次の4つがあります。
1075 主な高値 (「主な株価」の高値を使う)
1076 主な安値 (「主な株価」の安値を使う)
1077 主な高日 (「主な株価」の高値が何日前にあるか)
1078 主な安日 (「主な株価」の安値が何日前にあるか)

規則 (主な株価)

元データ株価
副データ 
加 工主な株価をグラフに表示する
パラメータなし
単 位なし
使用例「買い」「売り」などの売買条件を設定することはできない。 



計算方法

主な株価は以下のルールによって決定されます。
  1. 3日「HL転換」を計算し、上昇転換の日・下降転換の日を決める。(2035 HL転換 を参照。)
    図で上昇転換した日は、a,c,e。下降転換した日は、b,d,f。

  2. 上昇転換したaとcの間に波動のピークがあるので、a〜cの高値を調べるとAがピークであることがわかる。

  3. 下降転換したbとdの間に波動のボトムがあるので、b〜dの安値を調べるとBがボトムであることがわかる。

  4. 上昇転換したcとeの間に波動のピークがあるので、c〜eの高値を調べるとCがピークであることがわかる。

  5. 下降転換したdとfの間に波動のボトムがあるので、d〜fの安値を調べるとDがボトムであることがわかる。

  6. 最後のeの上昇転換は次の上昇転換は決まっていないが、fで下降転換しているので、eとfの間の高値を調べると、Eがピークであることがわかる。
最後のEの高値が決定するのは。fの下降転換が判明してからです。Eの日にすぐにピークであるとわかるわけではありません。(この例ではEとfの間には2日のずれがあります。Eをつけて2日後にピークであったとわかったわけです。)

なお日足では3日HL転換をつかいましたが、週足では2週HL転換、月足では1月HL転換を使っています。


設定例@ 主な株価の設定



設定のポイント
No.2線 主な株価を描画する。「描画」欄を「する」にしていないと、表示しないので注意。



グラフから表示

「主な株価」は重要な加工であるので、どの条件表においても設定しておくことをお勧めします。

なおグラフ画面のメニュー「表示(T)」→「主な株価」をクリック、または「旗」の絵のツールバーをクリックすれば、その場で主な株価を表示することができます。



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