1076 チャート事典

  [1076] 主な安値


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意味

図は2607 不二油のグラフです。ここには「主な株価」が表示されています。高値はH1〜H3で、安値はL1〜L2の符号をつけています。

@株価が先の安値のL1(920円)を下抜いた時に売り、という条件を設定しようとするには、先の安値L1(920)の数字がわからねばなりません。

A「波動の安値が切り上がっている」ということを条件表に設定したいなら、図のL2(907円)とL1(920円)の数字を取出すことが必要です。

「主な安値」は、過去の波動の安値の株価を取出すことができます。図の最新日の日を基準にするならば、
  1. 直前(1つ前)の安値(L1)を取出す。
  2. 2つ前の安値(L2)を取出す。
  3. 3つ前の安値(L3)を取出す(図にL3はないが)。
  4. 4つ前の安値(L4)を取出す(図にL4はないが)。
のように、Xつ前の安値と指定すれば、当日から数えてXつ前の安値を取出すことができます。


図のA日を基準にするならば、直前(1つ前)の安値(L1)や2つ前の安値(L2)は図のL1,L2がそれに当たります。つまり1つ前、2つ前というのは、調べる日(基準にする日)によって異なります。

「主な株価」に関係する「加工」は次の4つがあります。
1075 主な高値 (「主な株価」の高値を使う)
1076 主な安値 (「主な株価」の安値を使う)
1077 主な高日 (「主な株価」の高値が何日前にあるか)
1078 主な安日 (「主な株価」の安値が何日前にあるか)

規則 (主な安値)

元データ株価
副データなし
加 工過去の主な株価の安値を取出す。
パラメータXつ前(の安値)。1つ前〜500つ前。0つ前としたときは、まだ確定していない現在進行中の安値を取出す。
単 位円(株価)
使用例・1つ前の安値・2つ前の安値
・現在進行中の安値(まだ安値と確定していない)


計算方法

「主な安値」は、過去の安値を取出すだけで、特に計算をするものではありません。図のxの日を基準にして過去の安値を調べたときは、「主な株価」が表示しているように、
  1. 1つ前の安値はAの920円。
  2. 2つ前の安値はBの907円。ついでに高値を見ておくと、
  3. 1つ前の高値はaの975円。
  4. 2つ前の高値はbの1059円。
  5. 3つ前の高値はcの1010円です。
さて現在進行中(xの日)の波動は、aで高値が確定しているので、下降中であることがわかります。この下降波動はいつか波動の安値をつけることになりますが、まだ確定はしていません。
もし高値aから現在xまでの安値を取出したいなら、「0つ前の安値」と指定します。

「0つ前の安値」と指定できるのは、波動の高値が確定しているときだけです。右図は上図より1日前のグラフですが、ここではまだ高値(上図のaの975円)は確定していません。つまりyの日は、波動は上昇中であると判定されています。(A→yへ上昇中)

このように波動が上昇中のときは「0つ前の安値」と指定しても無効です。

波動が上昇中のときは、現在高を更新しているということですから、「0つ前の高値」が有効です。

0つ前の安値、1つ前の安値、2つ前の安値が、どのように取出されているのかを数値で掲げます。

  1. 上図のA(920円。7月2日)が波動のボトムであると確定したのは、株価が少し上昇したzの日(8月5日)のことです。安値を出してから1か月後のことで、安値の確定までずいぶんな日数を要しました。

    これによってAが1つ前の安値(L1の欄に920円と表示されている)であり、B(907円)が2つ前の安値(L2の欄に907円と表示されている)と決まります。
    zからは上昇波動に入っているので、「0つ前の安値」はありません。(L0の欄に0円と表示されている)


  2. 上図のyの日ではまだ波動の高値が確定していないので、 なお上昇波動にあり、「0つ前の安値」はありません。(L0の欄に0円と表示されている)

  3. zの日に波動の高値が確定しました。これによってこの日から下降波動になったと判断されます。「0つ前の安値」はこの日の安値934円です、(H0の欄に934円と表示されている)

  4. この後ザラバ安値が更新されるたびに「0つ前の安値」は下がっていきます。
「主な安値」はこのような数字を取出します。

設定例@ 直前の波動の安値を下抜いた日に売りの設定



設定のポイント
No.3線 当日の株価安値(ザラバ安値)を取出す。
No.4線 1つ前の波動の安値を取出す。(パラメータは1)
No.5線 当日のザラバ安値(No.3線)が「1つ前の波動の安値」(No.4線)を下回った日に売り。(クロス日数が-1以上・-1以下とする)

グラフ@

図のように、直前の波動の安値を下抜いた日に売りマークが打たれています。

設定例A 主な安値が切り上がっているときに順位相関が低くなったら買いの設定



設定のポイント
No.3線 1つ前の波動の安値を取出す。(パラメータは1)
No.4線 0つ前(進行中)の波動の安値を取出す。(パラメータは0)
No.5線 0つ前(進行中)の波動の安値(No.4線)引く(マイナス)1つ前の波動の安値(No.3線)を計算する。差が1円以上(ということは進行中の安値のほうが1つ前の安値よりも高い)あるとき買い。
No.6線 9日順位相関を計算し、紺色で描画する。1日〜3日前に-80以下になっていれば買い。
No.7線 9日順位相関(No.6線)が前日より3ポイント以上大きくなったら買い。



グラフA

最近の位置で買いマークをつけています。確定している波動の安値はAとBですが、高値aが確定しているので、最新日のあたりは下降波動にあります。したがって「進行中」の安値が取出せます。
  1. 条件表のNo.3線では「1つ前の安値」を、No.4線では「進行中の安値」を設定しました。

    グラフではNo.3線の安値が図のL1であり、No.4線の安値がL1に当たります。L1→L0は現在のところ切り上がっているので、買いマークがついています。

  2. もし「2つ前の安値」と「1つ前の安値」のい切り上がりを問題にしたときは、図のB→Aの安値の比較をすることになります。

    これだと現在の安値は問題にしないので、例えば図のようにQまで株価が下落していて、Aの安値を割り込んでいても、B→Aは切り上がっているので買いとなってしまします。






設定例B 波動が「はらみ」になっているときに限定する設定



設定のポイント
No.3線 2つ前の波動の安値を取出す。(パラメータは2)
No.4線 1つ前の波動の安値を取出す。(パラメータは1)
No.5線 0つ前(進行中)の波動の安値を取出す。(パラメータは0)
No.6線 1つ前の波動の安値(No.4線)引く(マイナス)2つ前の波動の安値(No.3線)を計算する。差が1円以上(ということは1つ前の安値のほうが2つ前の安値よりも高い)あるとき買い。
No.7線 0つ前(進行中)の波動の安値(No.5線)引く(マイナス)1つ前の波動の安値(No.4線)を計算する。差が1円以上(ということは進行中の安値のほうが1つ前の安値よりも高い)あるとき買い。
No.8線 2つ前の波動の高値を取出す。(パラメータは2)
No.9線 1つ前の波動の高値を取出す。(パラメータは1)
No.10線 1つ前の波動の高値(No.9線)引く(マイナス)2つ前の波動の安値(No.8線)を計算する。差が-1円より小さい(ということは1つ前の安値のほうが2つ前の安値よりも低い)とき買い。
No.11線 9日順位相関を計算し、紺色で描画する。1日〜3日前に-80以下になっていれば買い。
No.12線 9日順位相関(No.6線)が前日より3ポイント以上大きくなったら買い。


グラフB

図の日に買いマークが打たれます。
  1. 波動の安値はB(2つ前)→A(1つ前)→x(進行中)と順次切り上がっています。

  2. 波動の高値はb(2つ前)→a(1つ前)と切り下がっています。

  3. B→bの上昇波動の値幅の中に、A→aの上昇波動の値幅がスッポリはいって「はらみ」の形になっています。 こういう波動のもとで、9日順位相関が上昇したので、買いマークが出されました。




1803 清水建は図の日に買いマークが打たれています。 買いマークが出た当時はCの安値は確定していませんでした。確定していたのは、A,Bの安値とa,bの高値です。Cの安値は当時は「進行中」の安値 でした。
  1. 波動の安値はB(2つ前)→A(1つ前)→x(進行中)と順次切り上がっています。

  2. 波動の高値はb(2つ前)→a(1つ前)と切り下がっています。

  3. B→bの上昇波動の値幅の中に、A→aの上昇波動の値幅がスッポリはいって「はらみ」の形になっています。 こういう波動のもとで、9日順位相関が上昇したので、買いマークが出されました。



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