条件表の設定例
(拡張8)No. 53... 小波動の保合い
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●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。
@保合いの現象
(04.11.5) TOPIX 1112P(+10) 日経 11061円(+115) 13.0億株 (1兆1036億円)
「保合いにある銘柄を検索するにはどのような設定をしたらよいですか?」のメールを頂戴しました。「保合い圏にある」「保合い放れ」などの「保合い」の言葉はあいまいです。この定義をはっきりとさせないかぎり条件表は設定できません。
「定義」とは@グラフを見て、Aチャートの数字の相互関係をはっきりさせる。ということです。数字にならないものは条件表に設定することはできません。
「保合いにある」とは、図@のように、高値a,b,cの水準が互いに差がなく、安値ABCDの水準も互いに差がないという状態です。図Aでは高値a,b,c,dの水準が互いに差がなく、安値ABCの水準も互いに差がない状態です。
そこで高値abcdや安値ABCDが数値で取り出せるのかということになりますが、これは「主な高値」「主な安値」の「加工」を使えば簡単に取り出せます。cとaの高値を比較し、cとbの高値を比較し、その差が小さければ、abcはだいたい同じ水準である、CとAの安値を比較し、CとBの安値を比較し、その差が小さければ、ABCはだいたい同じ水準である。つまり「保合いである」と判断できます。
ここでは高値を3つ、安値を3つ使って「保合い」の判断をしますが、長期にわたって「保合い」であるためには、図Bのように波動の高値をabcdeと増やし、安値をABCDEと増やせばよいだけで、同じことです。
「保合い」というのは、一定期間の小波動の上限と下限がある巾の中に収まる。上にもいけないし、下にもいけない状況(視覚的にはボックスゾーンにある)です。つまりは、株価の評価が決まっていて、上昇・下降のトレンドを持っていない「無トレンド」の状態です。
「保合い」の対処のしかたは、
下限(ABC)に近づけば買い、上限(abc)に近づけば売る。という逆張りと、
上限(abc)を上に突破したら買い、下限(ABC)を下に突破したら売る。という順張り
があります。どちらの方針をとるにせよ、ただ今が「保合い」の状況にあるということを条件表が判断してくれないことには、グラフ上に売買マークを出すことはできないし、「保合い」になる銘柄を検索することはできません。
A小波動の高値・安値を取り出すには
図は2809「キューピー」のグラフです。主な株価が表示されています。
cは1本前の高値(H1)で949円。
bは2本前の高値(H2)で936円。
aは3本前の高値(H3)で953円。
Cは1本前の安値(L1)で905円。
Bは2本前の安値(L2)で910円。
Aは3本前の安値(L3)で900円。
です。グラフを見れば小波動のピーク・ボトムの株価を知ることができますが、最新日のPの日に、条件表がH1,H2,H3の高値の水準、L1,L2,L3の安値の水準を数字でつかんでいないことには、高値の関係・安値の関係を比べることができません。どのような設定をすれば、3つの高値3つの安値を取り出せるのか。
次の条件表は、3つの高値・3つの安値を取り出すためのものです。
No.4行〜No.6行には高値を取り出す設定をしています。
No.4行は、「株価の 1本前の 主な高値」を設定しています。上図のc(H1)の株価です。
No.5行は、「株価の 2本前の 主な高値」を設定しています。b(H2)の株価です。
No.6行は、「株価の 3本前の 主な高値」を設定しています。a(H3)の株価です。
同じように3つの安値を取り出しすのがNo.7行〜No.9行の設定です。
No.7行は、「株価の 1本前の 主な安値」を設定しています。上図のC(L1)の株価です。
No8行は、「株価の 2本前の 主な安値」を設定しています。B(L2)の株価です。
No.9行は、「株価の 3本前の 主な安値」を設定しています。A(L3)の株価です。
この条件表を使って、キューピーのグラフを描かせ、Pの日の数値表示をっせたものが右図です。
H1=949円、H2=936円、H3=953円。L1=905円、L2=910円、L3=900円、の数値表示がされていることがわかります。つまり、Pの日にH1,H2,H3,L1,L2,L3の株価(数値)を使って各種の計算あるいは比較を行うことができるわけです。
(04.11.8) TOPIX 1102P(-9) 日経 10983円(-77) 10.8億株 (9450億円)
B保合いかどうかの判断をするには
高値H1,H2,H3がだいたい同じ水準であるというのはどう設定すればよいのでしょうか。H1とH2を比較するには2つの方法があります。
H1−H2を計算して、その差が-2円〜+2円の範囲であれば 、「だいたい同じ」としてよいでしょう。
またH1÷H2を計算して、その倍率が0.99倍(1%低い)〜1.01倍(1%高い)の範囲であれば 、「だいたい同じ」としてもよいでしょう。
次図は、H1とH2あるいはH1とH3の倍率によって「だいたい同じ」の範囲を決定しています。
No.10行では、No.4線(H1)÷No.5線(H2)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればH1とH2はだいたい同じとしています。
No.11行では、No.4線(H1)÷No.6線(H3)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればH1とH3はだいたい同じとしています。
これによって、H1,H2,H3の3つはだいたい同じであるの決定ができます。(より厳しくするのであれば、0.99以上 1.01以下にするとよい)
No.12行では、No.7線(L1)÷No.8線(L2)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればL1とL2はだいたい同じとしています。
No.13行では、No.7線(L1)÷No.9線(L3)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればL1とL3はだいたい同じとしています。
これによって、L1,L2,L3の3つはだいたい同じであるの決定ができます。(より厳しくするのであれば、0.99以上 1.01以下にするとよい)
H1,H2,H3がだいたい同じで、L1,L2,L3がだいたい同じである「保合い」のときに、買いマークがつきます。(右図)
C直近の小波動が上昇中のものと下降中の2タイプがある
右図は8386「百十四」のグラフです。H1,H2,H3はだいったい同じ水準にあり、L1,L2,L3も同じ水準にあるので、やはり「保合い」です。しかし上図の2809「キューピー」とは違いがあります。
「キューピー」の最新日Pに一番近いピーク・ボトムはL1のボトムです。PはL1のボトムから上昇した位置にあります。
一方 「百十四」の最新日Qに一番近いピーク・ボトムはH1のピークです。QはH1のピークから下落した位置にあります。
「保合い」の対処のしかたは2つあることはいいました。、
下限(L1,L2,L3)の水準に近づけば買い、上限(H1,H2,H3)の水準に近づけば売る。という逆張り。
上限(H1,H2,H3)の水準を上に突破したら買い、下限(L1,L2,L3)の水準を下に突破したら売る。とい順張り。
です。今、「逆張りで買い」の方針を取るとすれば、L1,L2,L3に近づいたら買いを考えるわけだから、「百十四」のようにH1から株価が下降中に検索できていなければなりません。「キューピー」のようにL1を出した後では、株価が上昇しているので買う機会を逃します。
逆に、「逆張りで売り」の方針を取るならば、H1,H2,H3に近づいたら売りを考えるわけだから、「キューピー」のようにL1から上昇中の銘柄を検索せねばなりません。「百十四」のようにH1から下落中のものはすでに売りの機会を失っています。
逆張りの買い
は「百十四」のタイプ(直近にピークH1がある)の銘柄を見つけ、
逆張りの売り
は「キューピー」のタイプ(直近にボトムL1がある)の銘柄を見つけなければなりません。
今、「順張りで買い」の方針を取るとすれば、H1,H2,H3を上に突破したら(突破しそうなら)買いを考えるわけだから、「キューピー」のようにL1から上昇中の銘柄を検索せねばなりません。
「百十四」のようにH1から下落中のものは「順張りの売り」の候補です。(L1,L2,L3を下に突破したら(突破しそうなら)売る。
順張りの買い
は「キューピー」のタイプ(直近にボトムL1がある)の銘柄を見つけ、
順張りの売り
は「百十四」のタイプ(直近にピークH1がある)の銘柄を見つけなければなりません。
ややこしいようですが、グラフを見て考えればわかります。
逆張りの買い、順張りの売りは、「百十四」(直近にピークH1がある)銘柄。
逆張りの売り、順張りの買いは、「キューピー」(直近にボトムL1がある)銘柄。
です。
(04.11.9) TOPIX 1100P(-2) 日経 10964円(-18) 10.7億株 (8744億円)
D直近の小波動が上昇中か下降中かの判断のしかた
「キューピー」のタイプ(直近にボトムL1がある)と「百十四」のタイプ(直近にピークH1がある)の区別はどのようにして行えばよいのでしょうか。
小波動のピークの株価は「X本前の 主な高値」を使って、H1,H2,H3,(H4,H5,H6・・・)を取り出すことができました。また小波動のボトムの株価は「X本前の 主な安値」を使って、L1,L2,L3,(L4,L5,L6・・・)を取り出すことができました。
同じようにして「 0本前の 主な高値」や「 0本前の 主な安値」を使えば、現在進行中の(確定していない高値)や(確定していない安値)の株価を取り出すことができます。次図No.14行とNO.15行はその設定をしたものです。
No.14行は「株価の 0本前の 主な高値」を表示させようとしています。0本前の主な高値とは、現在進行中の高値の株価です。小波動が上昇中であるときに表示されます。
No.15行は「株価の 0本前の 主な安値」を表示させようとしています。0本前の主な安値とは、現在進行中の安値の株価です。小波動が下降中であるときに表示されます。
2809「キューピー」の現在進行中の小波動は「上昇波動」です。このことは直近にボトムL1が表示されていることでわかります。(ボトムL1の次には必ずピークがでるのですから、現在は高値を更新中でいつかはピークになります)
このときは「0本前 の主な高値」とは、L1以降の株価の高値です。図の数値表示欄に「H0 は935円」と表示されています。これがL1からの (現在進行中の)高値です。
一方「0本前の 主な安値」はありません。進行中の小波動は上昇波動であるからです。数値表示欄に「L0 は 0円」と表示されています。進行中の安値はないことを表しています。
8386「百十四」の現在進行中の小波動は「下降波動」です。このことは直近にピークH1が表示されていることでわかります。(ピークH1の次には必ずボトムがでるのですから、現在は安値を更新中でいつかはボトムが確定します)
このときは「0本前 の主な安値」とは、H1以降の株価の安値です。図の数値表示欄に「L0 は601円」と表示されています。これがH1からの (現在進行中の)安値です。
一方「0本前の 主な高値」はありません。進行中の小波動は下降波動であるからです。数値表示欄に「H0 は 0円」と表示されています。進行中の高値はないことを表しています。
以上のことから、現在の小波動が上昇中か下降中かの判断ができます。すなわち
「0本前 の主な高値」が1円以上の数字(株価がある)であれば「上昇中」。あるいは「0本前の 主な安値」が0円(株価がない)のときは「上昇中」です。
逆に「0本前 の主な安値」が1円以上の数字(株価がある)であれば「下降中」。あるいは「0本前の 主な高値」が0円(株価がない)のときは「下降中」です。
(04.11.10) TOPIX 1100P(+0) 日経 10994円(+30) 11.1億株 (9022億円)
E直近の小波動が上昇中・下降中の使い分け
次図は、@「保合い」にあって、A現在の小波動が上昇中のもの(Aグループ)と、B現在の小波動が下降昇中のもの(Bグループ)とに区別した条件表です。
梱包ファイル(拡張8)の条件表No.53としてアップしたので、ダウンロードして「条件表へ移入」して下さい。
No.12行〜No.17行は、「保合い」であるが、現在の小波動は下降しているという条件です。
No.17行に、No.16線(0本前の 主な安値)がNo.9線(1本前の 主な安値)より高いこと(倍率が1.0以上)の条件をつけて、進行中の安値が保合い圏の下限を割り込んでいないときに買いマークがつくようにしています。
No.19行〜No.24行は、「保合い」であるが、現在の小波動は上昇しているという条件です。
No.24行に、No.23線(0本前の 主な高値)がNo.6線(1本前の 高値安値)より低いこと(倍率が1.0以下)の条件をつけて、進行中の高値が保合い圏の上限をまだ上抜いていないときに買いマークがつくようにしています。 (No.24行の条件を1以上で買いにしたら、保合い圏の上限を突破しているときに買いマークがつきます。)
図のように、「保合い」であっても、現在の小波動が上昇中のものと、下降中のものとの2種類の買いマークがつきます。
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