0032《Qエンジン》操作事典
 [0032] 売買検証(条件表の評価)をしてみよう

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「売買検証」は、すでにある条件表を一定の売買ルールにもとづいて売買したなら、どのような成績となるかを検証します。検証の目的は2つあります。
  1. その条件表は一定の売買ルールの下ではどのような成績を出すのか?(よい条件表なのか?)
  2. その条件表でよい成績を出すためには、どのような売買ルールにしたらよいのか?
「売買成績」は「売買ルール」と表裏一体です。いくら優れた位置で売買マークを出す条件表であっても、例えば売買後20日以内に+80%上昇したら利食い、という売買ルールではめったに利食いはできません。また10日以内に-2%下落したら損切り、という売買ルールではたちまち損切りとなって、せっかくの売買マークの威力を発揮できません。

「売買検証」をすることによって、自分の売買ルールに最も合致する条件表はどれなのか。あるいはこの条件表はどういう売買ルールで売買すれば最もすばらしい成績を残せるのか。を知ることができます。

オートマで作った条件表の検証をしてみる

前章で作った日経先物用の買いの条件表と売りの条件表を、次図のように1つの条件表にまとめました。


検証の手順

この条件表は日経先物を売買するときはたして役立つのか。どのくらいの成績をだすのか。

「新規検証」してその成績を明らかにしてみましょう。
  1. 1009「日経先物」を選び、

  2. メニューの「検証(S)」→「新規検証」をクリックします。またはツールバーの「赤色の箱の絵」をクリック。

    次図のような「検証のしかた」の画面が現れます。



  3. 条件ファイルを(拡張4)に変更し、No.49「ガイド032」をクリックして紺色にし、

  4. 検証期間は、080731(2008年7月31日)までの2000日間としました。

  5. 「売買共」(売りマークと買いマークの両方)を検証します。

  6. 「売買ルールを見る」というボタンは重要です。ここをクリックして、次図のように確認して下さい。

  7. 売買ルールを確認したら「実行」をクリックすれば検証が開始されます。


上図で「売買のルール」ボタンをクリックして売買ルールがどのような設定になっているのかを確認して下さい。条件表の成績は、売買のしかた(売買ルール)に依存します。

売買ルールは「仕掛け」「時間切れ」「利食い」「損切り」の4 つの売買のしかたを決めることができます。ここでは図のような売買ルールとしました。

  1. 仕掛け は買いマークがついた日の翌日の始値で仕掛ける
  2. 買ってから3日が経過したら、翌日の始値で手仕舞いする
  3. 利食いは、ザラバで+3%の利益がでたら利食いする。
  4. 損切りは、ザラバで仕掛け値から-3%の損失が出たら損切りする。
  5. 以上の売買ルールを指定したら「記憶」ボタンをクリック。

  1. 検証が開始します。

    @選択してある銘柄(ここでは日経先物だけ)の

    A08年7月31日までの過去2000日間について、

    B条件売買を繰り返し、

    C仕掛け→決済→損益をリストに表示します。

  2. 検証が終わりました。図では買いが25件、売りが28件となっています。


  3. 検証のリストが何を表しているのかですが、上図の赤線をひいた47行目を例にすると以下のようなものです。

      @080317 に買いとなった(080317BのBが買い。Sは売り)
      Aそれは167日前のことで、株価は11780円であった(買値)
      Bその後最高の利益は+5.3%、最低は-0.4%の評価であったが
      C最終的には 080319に決済をして、+5.18%の利益が出た。
      Dこの間は2日を要した。決済の理由は「◎利食A」である。

  4. いくつかのボタンが並んでいます。

    1. 全体の成績を知りたいときは「売買成績」ボタンをクリックして下さい。(下で説明)

    2. 「損益経過」ボタンで、売買の日付順に、どのように利益(損失)が膨らみ、利益率が変化していったのかを知ることができます。

    3. 「売買時期」ボタンで、この条件表はどうのような局面で買いマークや売りマークを出しているのかを、まとめてグラフ上で確認できます。

    4. このリストにある銘柄をクリックして紺色にしておいてから、「グラフ」ボタンをクリックすればグラフを見ることができます。

    5. 「売買グラフ」ボタンで、個別の銘柄について、どうのような局面で仕掛け(買い・売り)、どう手仕舞いしたのかをグラフ上で確認できます。

@売買成績を見る

「売買成績」ボタンをクリックすると、この条件表による売買成績を見ることができます。



「売買共の成績」が表示されます。この画面の数値で重要なものは以下のものです。
  1. 全体では53回の売買をし、うち利益が出た(勝ちトレード)のは38回、利益が出なかった(負けトレード)が15回。
  2. 累計利益率は、61%。
  3. 平均利益率は、全体では1.15%。勝ちトレードの場合は+2.49%、負けトレードの場合は-2.25%。
  4. 勝率は71.7%(勝ち38回÷全体53回X100)。
  5. プロフィットファクターは2.80倍。(総利益(95%)÷総損失(34%)=2.80倍)

  6. 決済の種類別の欄をみると
    (利食いA)は20回あって、平均+3.24%の利益をあげた
    (時間切れ)は28回あって、平均+0.62%の利益だった
    (損切りZ)は 5回あって、平均-4.24%の損失だった

「買いだけの成績」を見たいなら「買い成績」ボタンをクリックします。(「成績の評価」の部分だけを掲げます)

  1. 全体トレードは25件
  2. 累計利益率は、34%
  3. 平均利益率は、1.35%
  4. 勝率は、80.0%
  5. プロフィットファクターは、2.33倍
「売りだけの成績」を見たいなら「売り成績(S)」ボタンをクリックします。「売りの成績」が表示されます。

  1. 全体トレードは28件
  2. 累計利益率は、27%
  3. 平均利益率は、0.97%
  4. 勝率は、64.3%
  5. プロフィットファクターは、4.25倍
日経先物の売買成績の良し悪しの判断の基準は、 としています。この基準からすると、 「買い」の成績は、相当によい成績であるといえます。「売り」の成績は、平均利益率が0.97%と少し不足し、勝率も64.3%と合格点は満足していませんが、PFは非常に高いものになっています。





A損益経過を見る

「損益経過」ボタンをクリックすると、この条件表による損益の経過(どのように利益が積み上がり、どのように損失が積みあがったのか)を見ることができます。



  1. 売り買いを重ねる過程で、9連勝があり、4連敗があったことがわかります。4連敗のときが最も損失が積み上がったときでしょう。

  2. 最も損失が積み上がったのは、01年7月25日〜01年9月12日の間で、最大に負けが込んだときは-98.4(1000あたり)です。-9.84%の損失が積み上がっています。(最大ドローダウンという)

  3. ドローダウンをグラフで見るには、「経過グラフ」をクリックします。

赤線は損益の推移のグラフです。(このほかに、建て玉の推移や現金の推移、全体の推移のグラフも描ける)

損益は順調に右上がりになっています。途中やや下向いたところがドローダウンです。この条件表を使ってトレードしたとき、最大のリスクはこのヘコミです。(この例では問題にならないくらい小さい)



B売買マークが出た時期を見る

売買マークが一時期に集中していないか。まんべんなく出ているかを検討することは重要です。いくら成績がよくても3年に1度だけ一時期に集中して出るマークでは役に立ちません。

「売買時期」ボタンをクリックすると、売買マークが出た時期をグラフで表示します。


  1. ピンク色棒線は、買いマークが出た個数で勝ちトレードであったもの。

  2. 赤色折れ線は、買いマークが出た個数で負けトレードであったもの。

  3. 空色棒線は、売りマークが出た個数で勝ちトレードであったもの。

  4. 青色折れ線は、売りマークが出た個数で負けトレードであったもの。
売り買いのマークはともに「まんべんなく」出現しており、特に一時期に集中してマークを出してはいません。よい条件表であるといえます。



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