0035《Qエンジン》操作事典
 |
[0035] 最適な売買ルールを見つけよう
|
目次へ..
前頁へ..
次頁へ..
「売買検証」は、すでにある条件表を一定の売買ルールにのっとって売買したなら、どのような成績となるかを検証しますが、売買ルールが違えばその成績は大きく変化することがしばしばです。「最適売買ルール」は、その条件表が最もよい成績を上げられるような売買ルールを見つけてくれます。
条件表No.49「ガイド032」に最適な売買ルールを見つける
0031 オートマで条件表を作ってみようで条件表No.49「ガイド0032」をつくり、0032 売買検証(条件表の評価)をしてみようで、売買検証をしました。このとき使った売買ルールは、

- 仕掛け は買いマークがついた日の翌日の始値で仕掛ける
- 買ってから3日が経過したら、翌日の始値で手仕舞いする
- 利食いは、ザラバで+3%の利益がでたら利食いする。
- 損切りは、ザラバで仕掛け値から-3%の損失が出たら損切りする。
というものでした。
この売買成績は次のようになっていました。
- 全体トレードは、53件
- 累計利益率は、61%
- 平均利益率は、1.15%
- 勝率は、71.7%
- プロフィットファクターは、2.80倍
この成績は、上記の売買ルールに従って売買したときの成績です。異なる売買ルールを採用していれば、異なる成績になります。ではこの条件表No.49の成績を最も向上させる売買ルールとはどのようなものなのでしょうか。「最適売買ルール」を使って、これを探してみます。

- 1009「日経先物」を選択し(複数の銘柄を選択してもよい)、
- メニューの「最適(T)」→「最適売買ルール」をクリックするか、ツールバーの「iの絵」をクリックします。
@最適化する期間を指定する
- 最適売買ルールを見つけたい条件表No.49をクリックして紺色にし、
- 「検証期間」に、080731(2008年7月31日)までの2000日間と入力します。(この期間のデータについて調べます。)
もし、最新日までのデータについて調べたいときは、「999999」までの「2000日間」と入力します。(999999はいつでもデータの最新日付を意味します。)
- 「売買条件」は「売買共」を選択。(この例では売り買いに共通な売買ルールを見つけたいので)
A最適化したい売買ルールの数値の範囲を指定する

- 条件表No.49に対応する売買ルールが表示されます。(図の赤字枠の数字)
- 例えば、「時間切れ」は(3日)と表示されており、「利食いA」は(3%以上)、「損切りZ」は(-3%以上)、となっています。
この赤枠の数字を少しずつ変化させて、どの数字のときによい成績が上がったかを調べるわけです。
- 「時間切れ」は(2日から 10日まで 1ずつ増加)と変化させてみます。
- 「利食いA」は(0.4%から 8%まで 0.4ずつ増加)と変化させてみます。
- 「損切りA」は(-8%から 0%まで 0.4ずつ増加)と変化させてみます。
- 以上の指定ができたら、「実行(Y)」で「最適売買ルール」が開始されます。
B売買ルールの最適化を開始する

「最適売買ルール」を実行させると、図のような表示がされます。
- 「時間切れ」の日数が、2,3,4,5,9,10 と変化し、
- 「利食いA」の利益%が、0.4,0.8,1.2,1.6..... と変化し、
- 「損切りZ」の損失%が、-8,-7.6,-7.2,-6.8..... と変化し、
- 1行にその「売買ルール」での成績がまとめられます。図のdは
@トレード数は74回
A平均利益率は -0.12%
B勝率は 77.0%
Cプロフィット・ファクターは 0.74倍
である。ということを表示しています。
- 現在のところ最も勝率の高い「売買ルール」が画面最下行に表示されます。図では、(時間切れ=2日、利食いA=0.4%、損切りZ=-8.0%)のときが、ここまでの最高の成績で、
- @71回の売買があって、
A平均利益率は 0.16%で、
B勝率は 85.9%で、
Cプロフィット・ファクターは 1.63倍 である。
ということを表示しています。
C最適な「売買ルール」を決定する
すべての「売買ルール」の売買成績が出ました。

- 総合的に判断して、最も優れている「売買ルール」は(時間切れ=7日、利食いA=4.4%、損切りZ=-7.2%)のときであると表示されています。
- そのときの成績は、
@40回の売買があって、
A平均利益率は、2.21%で、
B勝率は、77.5%で、
Cプロフィット・ファクターは、4.34倍。
D評価得点は66.2点である。
@平均利益率は1.0%以上あるし、A勝率も70%以上あるし、BPFも2.0倍以上になっています。この売買ルールは合格です。ただ売買回数が、当初のルールだと53回ありましたが40回へと減少しています。売買回数が53回に近いもので、よい成績を上げた売買ルールを見つけてみましょう。
その道具として「ソート」機能が用意されています。
Dソートをしてみる

- メニューの「ソート」をクリックすると、
ソートを指示する小画面が現れます。
- 「全売買件数」を選び、
- 「OK」ボタンをクリックすると、
次図のようにトレード件数の大きい順にリストが並べ替えられます。

- 「ソート項目」欄に「売買件数」の数値が複写され、「ソート項目」欄の数値を使ってソートされます。
- 売買件数が多いもので、(@平均利益率が1.0%以上、A勝率が70%以上、BPFが2.0倍以上 )の売買ルールを探すと、
@51回の売買があって、A平均利益率は1.36%、B勝率は72.5%、Cプロフィット・ファクターは3.23倍、という成績が見つかりました。
- この売買ルールは、(時間切れ=3日、利食いA=4.0%、損切りZ=-4.0%)となっています。
総合的な判断では売買件数は40件でしたが、もし売買件数を多くしたいのなら、この売買ルールに決定すればよいのです。
E売買ルールを記憶する
最適な売買ルールを決定したら、を条件表No.49に対応する売買ルールとして記憶させることができます。

- 最適な売買ルールの行(時間切れ=3日、利食いA=4.0%、損切りZ=-4.0%)をクリックして紺色にします。(1行だけを選択して下さい)
- 「ルール書換(M)」ボタンをクリックすると、
- 書き換えるかどうかの確認をしてきます。上図では、
「時間切れ」を(3日)→(3日)に、
「利食いA」を(3%)→(4%)に
「損切りZ」を(-3%)→(-4%)に変更すると表示されています。
「売買ルールを書き換える」ボタンで、売買ルールが書き換えられます。
書き換えた条件表の売買検証をすると、
「売買共の成績」は以下のようになります。左はもとの成績→最適化後の成績は。
- 全体トレードは 53件→51件
- 累計利益率は、61%→70%
- 平均利益率は、1.15%→1.36%
- 勝率は、71.7%→72.5%
- プロフィットファクターは、2.80倍→3.23倍
もとの売買ルール(時間切れ=3日、利食いA=+3.0%、損切りZ=-3.0%)よりも、(時間切れ=3日、利食いA=+4.0%、損切りZ=-4.0%)のほうがよい成績になっています。
目次へ..
前頁へ..
次頁へ..