0038《Qエンジン》操作事典
 [0038] 「損益経過」を使えば、仕掛けの工夫ができる

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前章では、条件表の成績を「売買成績」を使って知りましたが、「損益経過」を使えば、より細かい条件をあたえて成績がどう変化するかを調べることができることも触れました。「損益経過」をうまく使えば、現実的でよりよい成績が出る「仕掛けのしかた」を見つけることができます。

損益経過の指示を変える

前章では「損益経過の指示」画面で、
  1. 複数銘柄が買いマークを出しても、(1銘柄)だけ仕掛ける

  2. その銘柄は(株価が高いもの)とする。」
という指示をしました。 この結果は、次のような成績になりました。
  1. トレード数は、106件
  2. 平均利益率は、3.68%
  3. 勝率は、68.9%
  4. プロフィット・ファクターは、1.90倍
すべての数字が「売買成績」の数字より劣ります。ただし、この成績は、@仕掛けは1銘柄に限定する、A株価が高いものを選ぶ、という条件のもとでの成績です。ほかの条件を与えれば、この数字よりもよいものが発見できるでしょう。いろいろと試してみます。

(例-B)1銘柄だけ、(株価が安いもの)の成績

同じ日に複数の銘柄が買いマークを出したとき、
@仕掛けは1銘柄に限定する
A株価が安いものを選ぶ
という条件にしたときの成績は次のようになります。( )は1銘柄だけ(株価が高いもの)の成績
  1. トレード数は、106件 (106件)
  2. 平均利益率は、3.32% (3.68%)
  3. 勝率は、67.9% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、1.79倍 (1.90倍)
(株価が安いもの)は、(株価が高いもの)より少し成績がダウンしました。

(例-C)1銘柄だけ、(前日比が大きいもの)の成績

同じ日に複数の銘柄が買いマークを出したとき、
@仕掛けは1銘柄に限定する
A前日比(株価変化率)が大きいもの(あるは小さいもの)を選ぶ
という条件にしたときの成績は次のようになります。( )は1銘柄だけ(株価が高いもの)の成績

(前日比が大きいもの)のときは、
  1. トレード数は、106件 (106件)
  2. 平均利益率は、2.79% (3.68%)
  3. 勝率は、66.0% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、1.60倍 (1.90倍)
(前日比が大きいもの)は、(株価が高いもの)より少し成績がダウンしました。

(前日比が小さいもの)のときは、
  1. トレード数は、106件 (106件)
  2. 平均利益率は、3.84% (3.68%)
  3. 勝率は、69.8% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、1.99倍 (1.90倍)
(前日比が小さいもの)は、(株価が高いもの)より少し成績がアップしました。株価がまだ前日にくらべて上昇していない銘柄を買うのがよい成績につながったわけです。

(例-D)1銘柄だけ、(9日線カイリ率が大きいもの/小さいもの)の成績

同じ日に複数の銘柄が買いマークを出したとき、
@仕掛けは1銘柄に限定する
A9日線カイリ率が大きいもの(あるは小さいもの)を選ぶ
という条件にしてみましょう。

同一日に複数の銘柄が買いマークを出したときは、(9日線カイリ率が最も大きい(小さい)もの)を、仕掛けるという条件です。

だが「9日線カイリ率」はどうやって調べるのか?と疑問に思われるでしょう。

これは「新規検証」したときに、各銘柄が買いマークを出した日の「9日線からのカイリ率」を記憶するように指示していたのです。

右図の「同一日の仕掛け銘柄を選択する基準」に、「買い仕掛けは(No.4行)の計算値」であると指示しています。

条件表No.180のNo.4行は、「株価と9日平均線とのカイリ率」です。

新規検証をしたときに、9日線カイリは記憶されているので、「損益経過」でこれを利用することができるのです。

成績は次のようになります。( )は1銘柄だけ(株価が高いもの)の成績

(9日カイリ率が大きいもの)のときは、
  1. トレード数は、106件 (106件)
  2. 平均利益率は、2.90% (3.68%)
  3. 勝率は、67.0% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、1.66倍 (1.90倍)
(株価が高いもの)より少し成績がダウンしました。

(9日カイリ率が小さいもの)のときは、
  1. トレード数は、106件 (106件)
  2. 平均利益率は、3.94% (3.68%)
  3. 勝率は、69.8% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、1.99倍 (1.90倍)
(株価が高いもの)より少し成績がアップしました。買いマークがでたときの9日線カイリが小さい銘柄を仕掛けるとよいわけです。

(例-E)2銘柄まで、(株価が高いもの)の成績

同じ日に複数の銘柄が買いマークを出したとき、
@2銘柄まで仕掛ける
A株価が高いものを選ぶ
という条件にしたときの成績は次のようになります。( )は1銘柄だけ(株価が高いもの)の成績
(株価が高い)2銘柄を仕掛けたときの成績は、
  1. トレード数は、140件 (106件)
  2. 平均利益率は、4.24% (3.68%)
  3. 勝率は、70.7% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、2.10倍 (1.90倍)
(株価が高い)2銘柄は、(株価が高い)1銘柄よりも、成績はアップします。当然に3銘柄、4銘柄と仕掛ける銘柄数が増えるにしたがって、「売買成績」の数字に近づいていくわけです。

(例-F)3銘柄まで、(株価が高いもの)の成績

同じ日に複数の銘柄が買いマークを出したとき、
@仕掛けは3銘柄まで仕掛ける
A株価が高いものを選ぶ
という条件にしたときの成績は次のようになります。( )は1銘柄だけ(株価が高いもの)の成績
(株価が高い)3銘柄を仕掛けたときの成績は、
  1. トレード数は、161件 (106件)
  2. 平均利益率は、4.68% (3.68%)
  3. 勝率は、72.7% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、2.28倍 (1.90倍)
(株価が高い)3銘柄は、(株価が高い)2銘柄よりも、成績はアップします。当然に4銘柄、5銘柄と仕掛ける銘柄数が増えるにしたがって、「売買成績」の数字に近づいていくわけです。

(例-G)2銘柄以上買いマークが出た日に、1銘柄だけ仕掛けたときの成績

@同じ日に、2銘柄以上が買いマークを出したとき、
A1銘柄だけ仕掛ける
B株価が高いものを選ぶ

という条件にしたときの成績は次のようになります。( )は1銘柄だけ(株価が高いもの)の成績
  1. トレード数は、34件 (106件)
  2. 平均利益率は、7.98% (3.68%)
  3. 勝率は、82.4% (68.9%)
  4. プロフィット・ファクターは、4.36倍 (1.90倍)
2銘柄以上が買いマークを出している(1銘柄しか買いマークを出していないときは仕掛けない)というチャンスは34回あっただけです。しかし、そのチャンスに仕掛けたならば、成績は飛躍的にアップしています。

このように「損益経過」に仕掛けるときの条件を与えて、成績がどのようになるかを調べるならば、どのような仕掛けをすればよいかのよいヒントが見つかると思います。



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