@《リアル24》Ver.3のご紹介

 @《リアル24》ができること


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@グラフの機能


右図は《リアル24》の「トレード・グラフ」です。
  1. 3分足を使ったグラフです。陰陽足の1本は3分間の(始値・高値・安値・終値)を表しています。

  2. リアルタイムのデータを取得するたびにグラフは描き変えられていき、売買マークが出たタイミングでは、売買マーク(仕掛けと手仕舞いの2種類がある)を表示し、注意音を出します。

  3. 使っている条件表は、(拡張7)の条件表No.103「プレゼント」です。画面左のカギ足が「プレゼント」で描くチャートです。

  4. (a)で新規の売りマーク、(b)で時刻制限による手仕舞いのマーク、(c)で新規の買いマーク、(d)で時間切れによる手仕舞いのマーク、が表示されています。ユーザーはこの売買マークを見て注文を出します。 トレード・グラフは《リアル24》のうちでトレードに直結する重要な機能です。

Aリアルタイムのデータの取得の機能


図は楽天証券からリアルタイムデータを取得している画面です。
  1. 背面の画面は楽天証券が提供している「マーケット・スピード」です。「マーケット・スピード」でも「X分足」のグラフは描画できますが、@簡単なチャートしか描けず、Aチャートの数値を知ることができず、Bましてや売買マークはでません。

  2. 前面にあるのは「エクセル」です。この中に楽天証券のRSSからデータを取得する受信用のシート(《リアル24》に付属している)を開いておけば、リアルタイムのデータが刻々とシートに表示されていきます。


  3. 図は「《FR24》データ・コントローラー」の画面です。「データ・コントローラー」は0.5秒ごとにエクセルを覗き、シートに表示されている株価や出来高を取得して保存していきます。

    だいたい立会い開始の10分前に、@「マーケット・スピード」を起動し、A「RSS」を起動し、Bエクセルを起動して受信用シートを開き、データが更新されていることを確認して、C「《FR24》データ・コントローラー」を起動し、「受信開始」ボタンをクリックして、 受信の態勢を整えておきます。

  4. 立会いが始まると、「《FR24》データ・コントローラー」はリアルタイムのデータを取得し保存していきます。

    「トレード」グラフは保存されているリアルタイムデータを読み込み、1秒ごとにグラフを描画します。

    このとき売買マークを出すタイミングであったなら、仕掛けや手仕舞いの売買マークも表示します。

  5. 《リアル24》は取得したリアルタイムデータから、1分・2分・3分・5分・10分・15分・30分・60分・半日などの「分足」を作成することができます。ユーザーはこの分足を指定してグラフを描かせます。

    図はマルチ画面にグラフを描かせたものです。各画面には、@好きな条件表を使って、A好きな銘柄(日経先物・日経ミニ・TOPIX先物)の、B好きな分足(1分〜60分・半日足・1日足)、を指定することができます。

    この3画面は1秒ごとに描き変えられていきます。(描画に時間を要するときは1秒より遅れる)


Bデイトレード・システム構築の機能

実際のデイトレードは、「トレード・グラフ」をリアルタイムで描かせ、取引マークがでたら、これにしたがって注文を出すことによって行いますが、取引マークを出すためには2つのものが必要です。
  1. (仕掛け)の売買マークをだす「条件表」がいる。
  2. 適当な時期に(利食い)や(損切り)や(時間切れ)などで手仕舞いのマークを出す「売買ルール」がいる。
売買マークは「条件表」が出すマークです。条件表に設定してあるいくつかのチャートの売買条件が満足されたときに出ます。しかし例えば買いマークが5つ続けて出たようなときは、1つ目の売買マークで仕掛けます。これは取引マークです。2つ目以降の売買マークは取引には無関係のマークです。

また仕掛けで120分が経過したら手仕舞いするとか、200円の利益が出たら利食いするとか、100円の損失が出たら損切りするとかは、売買マークとは無関係です。これら手仕舞いの取引マークは「売買ルール」から出されます。


条件表

条件表は(仕掛け)の売買マークを出します。株価が上がりそうなときに買いマークを出し、下がりそうなときに売りマークを出すのがよい条件表ですが、どうしてもダマが出るのは防げません。

「条件表」を設定したり修正するには「トレード・グラフ」のメニュー「条件表」で行います。

図は(拡張7)No.103の「プレゼント」の条件表の内容です。

実にシンプルな設定がされています。
  1. No.3行目で、50円幅の「カギ足肩抜き」が陽転した日に買い。が設定されています。

  2. No.4行目で、50円幅の「カギ足肩抜き」が陰転した日に売り。が設定されています。
たったこれだけのものですが、次に紹介する「売買ルール」と合わせるとまずまず成績を出します。

条件表が出した(仕掛け)の売買マークは上図の(a)と(c)のマークです。



サンプルの条件表25本

《リアル24》Ver.3には、サンプルとして25本の条件表が設定されています。この中には、条件表の設定のしかたや売買ルールの決め方を説明するために設定したものもいくつかありますから、すべてが実戦で使えるわけではありません。

上の条件表No.103「プレゼント」を、最適化して右図のNo.143に入れてあります。25本の条件表のうちで10位の成績です。(1トレード(往復)あたり8.7円の取引コストを支払って、4.9円の利益がでる)

《リアル24》Ver.3では成績を総合的に判断できる「T得点」という評価方法を取り入れました(これは東研ソフトが作ったものなのでT得点という)。No.143「プレゼント」は1トレードあたり8.7円(手数料2.1円+スリッページ6.6円)を負担するときのT得点は19点です。

サンプルの25本の条件表の最高は102点(取引コスト8.7円を負担しても16.7円の利益がでる)、次が84点、63点・・・。T得点が0点のものが15本あります。(成績がよい10本に右図にピンク色○をつけています)



代表的なチャートの条件表10本

よく知られている代表的なチャートを条件表に設定したサンプルが12本あります。

これらの成績は全部がT得点は0点です。8.7円の取引コストを負担して利益がでるのはNo.170「平均線のクロス」がでです。(それも利益は1.0円でしかない)

T得点が0点の条件表はトレードには使えません。(反面教師の意味でサンプルとした)




売買ルール

売買ルールは(手仕舞い)の売買マークを出します。手仕舞いには
  1. 利食いする
  2. 損切りする
  3. 時間切れで決済する
  4. ドテン(反対売買)する
  5. 一定時刻に決済する
などがあります。「ドテン」は条件表が出す売買マークによりますが、そのほかのものは条件表の売買マークによるものではありません。

「売買ルール」を設定したり修正するには「トレード・グラフ」のメニューの「売買ルール」で行います。


「売買ルール」は「条件表」に対応しています。No.1の条件表の売買ルールとNo.20の条件表の売買ルールはまったく違うルールにすることができます。

図のように売買ルールは
  1. 仕掛けのルール(5通り。制限が1通り)
  2. 手仕舞いのルール(4通り)
  3. 利食いのルール(4通り)
  4. 損切りのルール(3通り)
があり、ユーザーは自分の売買方針によって売買ルールを決めることができます。


Cデイトレード・システムの検証の機能

デイトレード・システムは、@的確な(仕掛け)の売買マークを出す条件表と、A適当な手仕舞いをすることによって利益とリスクのバランスをとるための「売買ルール」、の2つからなります。よい条件表を設定し、よい売買ルールを決めるには、
  1. 過去のデータを使っての「検証」が必要です。
    ・取引コストを支払って、利益がでないシステムは使ってはいけないし、
    ・利益額が大きくても、大勝・大敗をするシステムは使えないし、
    ・リスクが大きくて、巨額な必要資金が必要なシステムは使えません。
  2. 過去のデータを使って「条件表」をどう変更すればよいのかの「最適化」ができるとよいでしょう。
  3. どのような売買ルールにすればよいのかのシミュレーションができるとよいでしょう。
《リアル24》の「検証ツール」にはこれらの機能があります。


図は「検証ツール」のスタート画面です。

銘柄一覧表には過去の分足が表示されています。(3分足に限って、2005年8月〜現在までのデータが付属しています)

メニューには「検証ツール」の機能が並んでいます。
「検証」(トレードの成績を調べる)
「最適パラメータ」(条件表を最適化する)
「最適ルール」(売買ルールを最適化する)
「データ・ダウンロード」(過去の3分足をダウンロードする)

65000本の分足(3分足なら684日分)について、いちどに「検証」することができます。

No.103「プレゼント」について上記の売買ルールにしたがって、トレードしたらどうなったかの検証をしてみます。

検証の対象時期は2005年8月1日〜2007年7月31日の2年間です。

「検証」することによってどのようなことがわかるのでしょうか。

(1)売買成績

手っ取り早く成績を知るには「売買成績」を見ます。図では
  1. トレード件数は476件あった
  2. 累計の損益は35.62%であった。
  3. 1トレードの平均利益は0.07%
  4. 勝率は51.2%
  5. PF(プロフィットファクター)は1.50倍
重視するのはc.d.eです。平均利益率が小さいものはダメ(最低0.10%はほしい)。
勝率が50%を切るようだと、10連敗以上することを覚悟しておかねばならない。
PFが1.50倍以下だとトレードの割りに利益が伴ってない。



(2)損益経過

より詳しく金額ベースで成績を評価します。「売買成績」にないものは
  1. 累計損益額は5750円
  2. 1トレードの平均利益額は12.1円
  3. 2年間での最大ドローダウンは-860円
  4. 勝率51.2%なら1000トレードをしたとき10連敗する可能性がある
  5. 10連敗したときの損失を取り返すには、40.3回のトレードが必要
  6. ドローレシオは1.34倍(累計損益額÷最大ドローダウンの5倍の値)
  7. 連敗回復指数は1.22倍
  8. 総合の評価得点は111点
ここでは説明しませんが、成績は
  1. 累計損益額が大きいか?
  2. 1トレードあたりの利益が大きいか?
  3. リスク(ドローダウンや連敗)は小さいか?
  4. トレードが持続できるか?
を総合的に評価しなければなりません。図の(h)(111点)は総合評価した得点です。(取引コストを0円で検証したときは)100点以下のものはシステムとして不合格。使い物にならない。150点以上なら実用になる。200以上ならスバラシイ。



(3)期間別損益

「売買成績」「損益経過」は全体の成績を知ることはできますが、この2年間でどのような成績のアップダウンがあったのかを調る必要があります。

例えば24か月のうち6か月で大儲けし、18か月で損失を出していたならば、18か月の損失の期間にトレードをやめているでしょう。負けがこむと精神的にトレードすることができなくなります。

図の黒線は月ごとの累計利益額。水平線より上にあればプラス。24か月のうち(a〜g)の7か月でマイナスになっています(17か月はプラス)。2か月連続して負けたのは(e)(ただし損益額は0円)と(f)(-270円の損失)でした。3か月も4か月も連敗しているようだとシステムは不合格です。(波がありすぎてシステムを持続できない)



(4)経過グラフ

同じく、この2年間でどのような利益の積み上がりがあったのかを調る必要があります。連勝して大きく利益を出すかと思えば、連敗して損失を増大させるようなシステムは不合格です。

図の赤線は累計損益額がどのように積み上がってきたかを表しています。できるだけ下げの幅と期間が小さいものがよい。右上がりになっているものでないとダメ。図は下げが小さく右肩上がりなのでよい。

Dシステムの最適化の機能


(1) 条件表の最適化

トレードの成績を向上させるには、「条件表」を改良して的確な(仕掛け)の売買マークを出すようにするか、「売買ルール」を変更して適当な手仕舞いができるようにするかしかありません。 ここでは売買ルールはこれまでと同じで、条件表を最適化してみます。

No.103「プレゼント」について、50円「カギ足肩抜き」のカギ幅50円(パラメータ)を、200円から10円まで変化させて、どのパラメータが最もよい成績となるかを調べてみましょう。

最適化する手本とした時期は2005年8月1日〜2007年7月31日の2年間です。

図はパラメータ(カギ幅)を200〜10まで変化させたときの成績です。成績の評価は、「T得点」で総合的な評価ができます。
  1. の列は変化させたカギ幅です。上から200円幅→10円幅までの20行があります。

  2. の列は評価得点です(東研ソフトが作った評価方式なので、「T得点」と呼ぶ)。最も得点が高いのは、カギ幅が50円のときで111点です。

  3. これに次ぐのは104点の140円カギ幅、102点の130円カギ幅です。
条件表はすでに最適な50円カギ幅を設定していました。条件表の最適化では、これ以上に成績が向上することはありません。(そこで「売買ルール」の最適化をしてみましょう)

(2) 売買ルールの最適化

売買ルールを最適化してみます。

No.103「プレゼント」の売買ルールのうち、図のルールを変化させてみます。
  1. もとは仕掛けて40本が経過したら「時間切れ」で手仕舞いとなっているが、10本・20本・30本・40本・50本に変化させて成績を調べる。

  2. 1.2%で「利食い」となっているが、0.6%から1.2%の間で変化させてみる。

  3. -0.7%で「損切り」となっているが、0.5%から1.0%の間で変化させてみる。


図は@時間切れ、A利食い、B損切り の基準を変化させたときのです。評価得点(T得点)が高いものほどよい成績を出す売買ルールです。
  1. の列は評価得点(T得点)です。最も得点が高いのは、(b)136点 でこのときのルールは@40本で時間切れ、A+0.6%で利食い、B-0.7%で損切り、でした。
  2. これに次ぐのは(c)134点で、@40本で時間切れ、A+0.6%で利食い、B-0.9%で損切り、でした。
利食いは1.2%でするよりも小幅な0.6%のほうが全体の成績はよくなっています。この売買ルールを使って「プレゼント」について、取引コストを考慮した「検証」し、利益やリスクを調べ、「期間別損益」や「経過グラフ」でも不満がなければ、新しい売買ルールとすることができます。

しかし結論をいうと、「条件表の最適化」や「売買ルールの最適化」は取引コストが0円として成績を出しています。実際にはこの成績(利益)から手数料やスリッページ(注文と成約の差)の分がマイナスになるので、T得点が100点以上ないと取引コストを上回る利益はでないし、150点以上ないとトレードには使えません。この例では最適化しても136点であるので不合格です。 (ただし100点を超えていれば、仕掛けのしかた(注文の出し方)によって利益を出すことができる。検証ツールの解説の1212 仕掛けCのルールを変えてみる B有利な値段仕掛け を参照)


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